2022年3月18日
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すべて表示2022年4月20日 世界の人口の90%以上が、WHO(世界保健機構)が定める大気汚染の安全限界を超える地域に住んでいると云われます。2019年度の世界疾病負荷の調査によると大気汚染により毎年、670万人の死亡者が出ています[1]。大気汚染の結果、呼吸器疾患の中ではCOPDや喘息が、循環器疾患の中では冠動脈疾患などが悪化し死亡リスクを著しく高めていることが判明しています。 従来の研究では、大気汚染
2022年3月28日 喘息も関節リウマチも日常の診療では頻度の高い疾患として知られています。関節リウマチ(RA)は全人口の1%を占めると云われます。 日常の診療で、喘息、COPDの患者さんにRAの症状が見られる人が時々、診られます。 RAが肺に病変を起こすことは古くから知られてきました。間質性肺炎が合併する場合にはリウマチ肺と呼ばれています。私たちが診ている間質性肺炎の中にもリウマチ肺の患者さんが
2022年3月3日 米国で1960年代に開始された酸素療法は、わが国では86年に健康保険の適用となり、現在に至っています。 米国では、居宅酸素療法(domiciliary oxygen therapy)あるいは長期酸素療法(long-term oxygen therapy: LTOT)と呼ばれています。わが国では、慢性呼吸不全の患者さんが在宅でも治療を継続できるという視点に立ち、在宅酸素療法(ho