No.84 無症状の新型コロナウィルス感染症の問題点
2020年7月10日 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の典型的な症状は、発熱、咳、息切れ、筋肉痛、鼻汁、咽頭痛、味覚異常、嗅覚異常であると報告されています。 ウィルス感染による重症度は、年齢、職歴、持病としての慢性疾患の有無と種類、免疫能の低下、感染者との接触歴...
2020年7月10日
No.83 大気汚染が間質性肺炎を発症、悪化させる
2020年7月7日 間質性肺疾患(ILD)は、複雑な機序により左右の肺に広範囲に陰影が出現し、悪化すると次第に肺組織が硬く、縮小していく疾患です。 ILDの分類は、複雑です(コラムNo.81参照)。原因が特定できない間質性肺炎は特発性間質性肺炎(IIP)と呼ばれています。...
2020年7月7日
No.82 広がる新型コロナウィルス感染症:くしゃみと咳の科学
2020年7月6日 1919年から1920年にかけて米国ではインフルエンザが大流行しパンデミックとなりました。「咳とくしゃみが広げる病気」が当時、予防のスローガンでした。今から100年前のできごとです。 1回の咳は、約3,000個、くしゃみでは約4万個の微粒子が空気中に放出...
2020年7月6日
No.81 間質性肺炎の研究はどのように進歩したか
2020年7月1日 間質性肺炎は複雑な病気です。医師にとっても短時間で患者さんに分かりやすく説明するのは難しい、といつも感じます。近年、明らかに患者数が増えてきていること、正確に診断する方法がかなり確立してきたこと、その結果、複雑に再分類されることになったこと、などが問題で...
2020年7月1日
No.80 災害の後に発生するカビで起こる呼吸器の病気
2020年6月30日 梅雨のころにはカビが生えやすくなり、カビを吸うことにより急性、慢性の呼吸器の病気を起こすことがあります。 米国では、ハリケーン、竜巻、水害など大災害のあと、絨毯や家具の表面にカビが生え、それを吸い込むような喘息やアレルギー性の呼吸器疾患や、慢性の呼吸器...
2020年6月30日
.png)
