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木田厚瑞 医師の医療コラム
― 病気に向かい合う晴耕雨読の生活 ―
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11 分前
No.287 低体重でうまれた子供が成人後にCOPD となるリスク
2025年1月22日 生まれたときの身体の完成度は、動物種により異なります。生まれたあと、短時間でも自分で動き廻る能力を持つ動物がいますが人間は、母親の庇護の下、乳幼児、小児期を経て成長し続けるゆっくり発育型です。さらに身体を構成する臓器の成熟度は、必ずしも同じではありま...
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2 日前
No.286 胎児の段階からの発症が判明してきた呼吸器の慢性疾患COPD
2025年1月20日 晩秋から春ごろまで、咳や痰が長く続き困っている、という患者さんがたくさん受診されます。多くは、カゼが治らないので、という訴えですが、私たち呼吸器医は、別の病気が基礎にあってそれが、冬季に悪化しているのではないか、と疑いを持ちながら診察します。...
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2023年10月3日
No.285 新型コロナウィルス感染症後にみられる間質性肺炎とは?
2023年10月3日 新型コロナウィルスによる肺の感染症で入院治療が必要となる重症呼吸窮迫症候群(ARDS)となった患者数は全世界で約6億人と言われています。 重症のウィルス感染がきっかけで間質性肺炎を起こすことは、HIV、サイトメガロウィルス、Epstein-Barrウィ...
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2023年10月1日
No.284 咳が強い間質性肺炎と逆流性食道炎の関係性と治療のありかたの疑問点は?
2023年10月1日 呼吸器の病気の中でも治療が難しいのは、肺の構造そのものが大きく変化し、働きの面でも元に戻すのが難しい場合です。大きく穴が空いて壊れる肺気腫とその対局にある間質性肺炎が問題です。肺気腫は肺が過膨張となり縮まりにくくなる病気ですが間質性肺炎は肺組織が広い範...
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2023年9月26日
No.283 世界肺デー(World Lung Day)の米国胸部学会からの呼びかけ
2023年9月25日 9月25日は、世界肺デー(World Lung Day)です。米国胸部学会は、国際的な連帯を呼び掛けています。 今年のスローガンは「すべての人のための予防と治療へのアクセスです。誰も置き去りにしないでください」です。...
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2023年6月30日
No.282 睡眠時無呼吸症候群の治療で問題点となっていることは何か?
2023年6月30日 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に上気道が狭くなる閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)と睡眠中も正常な呼吸運動の持続が妨げられ呼吸停止を繰り返す中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)に大別されています。肥満、上気道狭窄が主な原因とされているOSAは世界中で10億...
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2023年6月14日
No.281 コロナ後遺症:肺および肺以外の症状
2023年6月14日 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のあと、長い間、倦怠感や筋肉痛などさまざまな症状が続く状態はロングコロナ(Long COVID)あるいはPASC(コラムNo. 280参照)と呼ばれています。...
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2023年6月9日
No.280 新型コロナウィルス感染症の後遺症に関する研究
2023年6月9日 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)による急性感染症ですが、急性期症状が回復した後も一部の人では、さまざまな症状が持続することが知られています。ネットでは、ロングCOVID(ロングコロナ)と呼ばれていま...
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2023年6月1日
No.279 COPDの発症が腸の病気と密接に関係しているのではないか?
2023年6月1日 多くの人たちを対象に調査した疫学的な研究からCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が腸の病気と密接に関係しているのではないか、と考えられています。COPDの発症に深く関わる喫煙が腸の病気に関わっているというデータもあります。実際に、COPDと潰瘍性大腸炎が合併して...
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2023年5月25日
No.278 家族性に発症する間質性肺炎とは何か?
2023年5月25日 間質性肺炎は、肺に広範な炎症性病変が進み、肺組織が次第に固くなり酸素の取り込みが低下していく治療が難しい疾患として知られてきました。 間質性肺炎は、「肺炎」の名称がついていますが抗生物質で治る細菌性の肺炎とは、区別され、多くの呼吸器疾患の中でも治療が難...
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